アオイソメ飼育、常備&余ったときも大丈夫
釣りには生き餌が一番。青イソメをちぎれば大体なんとかなる。
私にとって近所の小さな釣具店が唯一の生き餌供給源なのですが、この店が非常に不安定で、営業してたりしてなかったり入荷してたりしてなかったりする気まぐれ釣具店なのです。
使いたいときにアオイソメが手に入らない人生は嫌だ。買って来たやつを自宅で数日はキープできるようにしたい。
けど、そもそも生き餌の保存って難しいのかな?と思い、活かし方をネットで調べて実験してみました。その結果、アオイソメを長期保存するコツがわかりました。わりと手軽にできます。一週間キープとか余裕でいけます。
手に入った虫の活きにもよりますが、元気なやつなら4週間いけました。使い切ってしまったのでわかりませんが、たぶん1ヶ月いけたと思います。生かし方がわかれば餌の調達で焦らずに済むのでかなり気が楽です。
●用意するもの
1:冷蔵庫の野菜室
2:ダイソーの「電子レンジ調理器 温野菜」
3:桐生砂
4:人工海水の素
5:ペットボトル
6:カルキ抜き
これらを使ってどうするかというと、こんな感じです。
ダイソーの温野菜調理器(ザルを内蔵したタッパーみたいなの)に、桐生砂を2cmほど敷いて、砂の厚みの三分の一がヒタヒタになる程度に海水を入れます。
ここへアオイソメを入れて冷蔵庫の野菜室で保管します。以上です。簡単💕
★事前の準備
桐生砂をザルに入れて水道水でよく洗い、容器にセットし海水を入れる。野菜室に入れてあらかじめ冷やしておく。人工海水の予備をペットボトルに入れて同じ場所で冷やす。人工海水はカルキ抜きで塩素を中和した水道水を使って作ります。汲んできた海水でもいけると思うのですが微生物や余計な物質が入っているし、人工海水のほうが衛生的でいつでも作れるし便利です。アオイソメ、たぶん綺麗好きだと思うので。
★日々の手入れ
古い海水を少し捨てる。砂の上からペットボトルに入った新しい海水をふりかけながら注いで虫や砂に付いた老廃物を流す。千切れたり死んだりした虫がいれば取り除く。
★砂について
ネットで調べると、アオイソメの保存に鹿沼土を利用されている方がけっこうおられるので鹿沼土でも問題ないのだと思いますが、あれってけっこう強い酸性なのですよね(海水は基本的にアルカリ性)。もうちょいマイルドな弱酸性で粒が硬くて崩れにくい桐生砂でいっか、ということでこれを採用。
★温度
釣具屋のおばちゃんがドヤ顔で教えてくれたのですが、アオイソメの適温は16℃なのだそうです。家庭用の冷蔵庫は5℃ぐらいなので寒すぎ、野菜室は10℃ぐらい。適温よりちょっと寒いけどまあ我慢できる範囲のようです。案外大丈夫。
予備の海水と虫保存ケース内は温度差が生じないよう同じ場所で保管します。虫は急激な温度変化に弱いので、そうならないよう気をつけます。
★釣りに持って行くとき
湿らした木製の餌箱に入れて、保冷ボックスまたは保冷バッグで持って行きます。冷やしておけば餌が余って持って帰ってきたときもまだ元気なままです。アオイソを綺麗な海水で軽く洗ってから虫保存ケースに入れて野菜室に戻します。これで、次回も使うことができて無駄が出ないし「使い切らなきゃ」という焦りともおさらばです。あと、餌箱は桐の木製が良いです。
以上です。
これでいつでもアオイソメが使える素敵な環境が出来上がります。毎日世話してると可愛く思えてきます。でもまあ、平気でちぎって使うんですけどね。
あと、大前提として「野菜室に虫を置くな」と怒られる家庭が大半だと思いますが、そこはなんとか頑張ってください。健闘を祈ります。